テーマ

医学教育センターの設立にあたって

群馬大学大学院医学系研究科長・医学部長(現副学長)
和泉孝志

群馬大学大学院医学系研究科医学教育センターは、入学者選抜、医学教育、及び卒後教育を一環して行うという教育理念の下、医学部教務委員会医学科部会、附属病院医療人能力開発センター、地域医療機関等と連携して、医学教育の充実及び推進を図るために、平成22年8月に設置されました。教員の採用は平成23年1月から始まり、平成23年8月には医学基礎教育部門、地域医学教育部門、リカレント教育部門の3部門体制が整い、現在12名の専任教員が所属しています。

平成23年3月に文部科学省の医学教育モデル・コア・カリキュラムが改定されましたが、これは(1)基本的診療能力の確実な習得、(2)地域の医療を担う意欲・使命感の向上、(3)基礎と臨床の有機的連携による研究マインドの涵養の観点から行われたものです。現在この改定に対応すべく医学科カリキュラムの改正作業が行われていますが、医学教育センターも検討ワーキンググループに参加して新カリキュラムの策定に関わっています。今後も、医学部教務委員会医学科部会や附属病院医療人能力開発センターと連携して、より充実した医学教育の推進に貢献していきたいと考えています。

理念・目的

世界で 群馬で 活躍できる医師を育てるためにー

  1. 医学部在学中から卒業後まで一貫性のある教育の提供を支援します。
  2. グローバルに活躍できる医師・医学研究者の育成を支援します。
  3. 次世代の地域医療のリーダーとなりうる医師の養成を支援します。
  4. 新しい医学教育システムの開発のための研究を行います。
  5. 質の高い医学教育を提供するための教育評価を実践します。
  6. 教員・指導医の教育力向上のための取り組みを行います。
  7. 医師の障害教育および復帰支援のための再教育の機会を提供します。
  8. 臨床・研究の最前線で活躍する医師と医学生との交流を促進します。

群馬発、いま医学教育が変わります。

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